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京丹後・久美浜のホリデーホームが3周年フェス 入場無料で約700人来場

久美浜湾を背に設けたステージ

久美浜湾を背に設けたステージ

 衣料品店「Bshop(ビショップ)」を展開するビショップ(神戸市中央区)が10月17日、同社が運営する複合施設「HOLIDAY HOME(ホリデーホーム)」(京丹後市久美浜町向磯)で、リニューアル3周年を記念した「HOLIDAY FESTIVAL(ホリデーフェスティバル)」を開いた。入場無料で、音楽ライブやフードの出店を用意した。

(左から)杉本賢さん、森威さん

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 同施設は2023年9月、ホテルやレストラン、「Bshop」「THE NORTH FACE(ザ・ノース・フェイス)」の店舗が雑木林の中に点在する複合施設としてリニューアルオープンした。

 同社社長の森威さんは網野町出身で、18歳まで京丹後で暮らした。「1周年、2周年はバタバタしていて何もやっていなかった。2周年ぐらいの時に、3周年ぐらいはきっちり何かやりたいと思っていた」と振り返る。地域でライブが開かれる機会が少なかったことから、「音楽も絡めた、食事が合わさったイベントができたら」と考えたという。森さんの発案を受け、グループ会社ボーイズ取締役の杉本賢さんが出演者や出店者に声をかけた。

 テーマは「もっと、久美浜が好きになる。」。ステージは、杉本さんが以前から景色を気に入っていた場所に設けた。ステージには、ロックバンド「くるり」の岸田繁さん、寺尾紗穂さん、kennyparaves、ZEN-LA-ROCKさん(DJセット)が出演した。

 フードエリアには、久美浜町のスパイスカレー専門店「THE SPICE Co.(ザ・スパイス・カンパニー)」のほか、神戸や京都、滋賀などから8店が出店した。杉本さんは「普段こちらの人たちがなかなか味わいにくいお店に来ていただき、非日常を体験してほしかった」と話す。森さんは「カレーを食べておいしかったところや、付き合いのある友人を多く呼んでいる」と出店の経緯を明かす。

 同社によると、当日は約700人が来場した。来場者の半数強が京丹後市内からで、市外は関西圏が中心だった。

 入場を無料にした理由について、森さんは「ちょっとやりすぎたんですけど」と笑いながら、「地域貢献として、企業として捻出できると思った。ここで有料にしても、地元の方にあまり喜んでいただけない」と話す。出演者が決まるにつれ、「最初は集まるか不安だったが、途中から様子がおかしいぞと」と、想定を超える反響に驚いたという。

 現在は神戸と東京を行き来して暮らす森さん。久美浜について「湖のように見えて実は海で、フィヨルドみたいな景色が昔から好き」と話す。「鳥のさえずりや、木が風で揺れている音、木漏れ日は、普段あまり感じることがない。高校生の時は一切思わなかったが、『山ってこんなに緑なんだ』と思う。特に5月くらいの新緑」とも。

 リニューアル後の変化について、杉本さんは「今までここに足を運んでいなかった若い年代の方たちが来られるようになった」と話す。森さんは「自然がいっぱいあるのに、田舎は意外とスポーツをする感覚がなかったりする。ランニングやトレイルランニングなどの小さいコミュニティーを徐々に増やしていければ、地域の活性化にもつながる」と考える。

 当日、森さんは「天気にも恵まれて、いろんな方にお越しいただいてお客さんの顔を見ていると、改めてこういうことをやってよかった」と話した。

 今後について、森さんは「より地元の方と一緒に音楽などを楽しめるイベントをやっていけたら」と話す。地元の企業とも「地元の方々が中心になってできるイベントができたらいいね」と話しているといい、次回を自社で開くか、後方支援に回るかは決まっていない。「僕らだけで盛り上げるのも違うのかなと感じるところもある。次はより地元の方と一緒にやれたら」