「こまねこまつり2026」が9月21日、金刀比羅神社(京丹後市峰山町泉)と周辺の町なかで開かれる。前日の20日には夜の狂言公演を行い、20日から22日にかけて関連展示やワークショップも展開する。
丹後王国ブルワリーが製造・販売するクラフトビール(提供=丹後王国ブルワリー)
同祭は、金刀比羅神社境内の木島神社にある狛猫にちなみ、「猫」と「丹後ちりめん」をキーワードに町を巡ってもらおうと2016(平成28)年に始まった。今年で11回目。陶製こまねこの絵付けなどに取り組む「ねこプロジェクト」と「こんぴら手づくり市」、保護猫活動に取り組む「丹後の猫好きネットワーク ねこ会議」のメンバーらが実行委員会をつくり、毎年企画している。
20日は16時30分から祭りの成功と町の安寧を願う祈とうを行う。18時から境内の特設ステージで「夜灯りこまねこ狂言会」を開き、狂言師の河田全休さんらが新作狂言「ちりめん盗人」や古典狂言「酢薑(すはじかみ)」などを上演する。「ちりめん盗人」には京都府立峰山高校の生徒も出演する予定。会場には実行委員らが手作りした行灯や竹灯籠を並べ、夜の境内を照らす。
メイン開催日の21日は、10時から16時まで「第167回こんぴら手づくり市」を開催。猫をモチーフにした雑貨やアクセサリーなどの販売、飲食ブース、陶器ねことねこ面の絵付け、作品展示、クイズラリーなどを行う。今年新設する境内の特設ステージでは、女性創作太鼓「橘奏花」、丹後吹奏楽団、プティエトワールモダンバレエ教室、峰山よさこい連「はごろも」などが出演し、新たに作った「猫ダンス」も披露する。「猫愛強めガイドと巡るまち歩きツアー」や峰山高校茶道部による呈茶、福知山公立大学の学生による境内ツアーやものづくり体験も予定する。
町なかでは田中家具ギャラリー(峰山町)で「大丹後ネコ派てん」を20日~22日に開催。21日はQUEENS Cafe(同町)で丹後のものづくり企業を題材にした「ウィキペディアにゃウン」、パソナ丹後蔵(同町)で蔵見学と芋焼酎「いもにゃん」の試飲・販売を行う。
今年のポスターには、着物姿の峰山高校生と機械工場で働く人たちを収めた。こまねこまつり実行委員会代表の田中智子さんは「丹後ちりめんから機械金属工業へ、さらにその先の未来へつないでいく思いを込めた。高校生も参加できるようになってきた。次につなぐことが一番重要。自分たちのためだけではなく、町が残るように、面白く楽しい場面をつくりたい」と意気込む。