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京丹後で「丹後と祝杯」 新成人を地域の大人が祝う

「丹後と祝杯」 参加者の集合写真

「丹後と祝杯」 参加者の集合写真

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 京丹後の日本酒を発信する団体「Kura Nomi」が3月16日、新成人を祝うイベント「丹後と祝杯」を「まちまち案内所」(京丹後市峰山)で開催した。

イベントを主催した「Kura Nomi」のメンバー

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 当日は、木下酒造・熊野酒造などの京丹後の日本酒、クラフトビール、さまざまな飲食店の料理を提供。新成人は無料で参加でき、25歳以下は1,000円、25歳以上は3,000円の会費を払って参加した。主催した同団体の杉本健治さんは「親や先生以外の地域の人に成人を祝ってもらう機会になれば」と話す。

 「京丹後市には大学や専門学校がなく、高校を卒業した後は地域外に出ていく人が多い。丹後に帰らず就職してしまうと、丹後のお酒や食の魅力を知ってもらえる機会がない。このイベントで、まずおいしいということを知ってもらいたい。将来的に丹後に帰ってくる理由になれば」と杉本さん。

 当日は17人が参加、うち7人が新成人。参加した新成人からは「ご飯もお酒もおいしい。すてきな大人と出会えた」「丹後から出たくて専門学校を選んだが、外に出て初めて丹後の良さが分かった。空気はおいしいし、人も温かい。今では丹後が自慢。必ず帰って来たい」などの声が聞かれた。

 イベントの最後に、京丹後市で高校生と地域をつなぐ拠点「roots」を運営する稲本朱珠さんは「高校生だった子たちが成人している姿を見られてうれしい。これからも頑張ってほしい」とエールを送った。

 来年は1月に与謝野町、3月には京丹後市で開催予定。

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