
マルシェイベント「ぐりマルシェ」が4月19日、伊根町の「ぐり不動産」(伊根町平田)で開催される。同イベントは13回目で、2025年の開催は初。
企画・運営は「Cafe & BB guri」を地元で営む當間千明さん。会場の「ぐり不動産」を経営するのは夫の一弘さん。當間さん夫婦は、一弘さんが伊根にほれ込んだことをきっかけに、2017(平成29)年、千葉県から家族で移住。伊根での暮らしについて、千明さんは「何より食が豊か。毎朝、漁港で取れたての魚を漁師から直接買うことができるのがぜいたく」と話す。
イベント企画のきっかけについては、「伊根での暮らしをもっと楽しみたい。自分も地元の人たちも楽しめるようなことをしたいと思った」と話す。「伊根では食べられないものや買えないものも楽しみたい」と毎回、遠方の飲食店やクリエーターを招く形で開いてきた。当初は毎月開催していたが、現在は「一回一回をより濃いものにしたい」と不定期で開催している。
今回は前回までと異なり、出店内容に「スパイス」というテーマを設けた。テーマに沿って、カレー店「ORU spice(オルスパイス)」(兵庫県豊岡市)や、シンガポール料理店「MON(モン)」(舞鶴市)、インド布の雑貨を扱う「komorebi(コモレビ)」などが出店予定。前回も出店したピザ店「Bancarella Dillet(バンカレッラ・ディレット)」には、テーマに合わせた特別メニューの提供を依頼した。「出店をお願いすると、皆さん快く引き受けてくれる。伊根に新しい風が吹けばと、今回はテーマを決めた」という。
千明さんは「イベントに来て伊根で暮らすのが楽しそう、と思ってもらいたい。移住を検討している人が地元の人とつながれるような場にもなれば」と期待を込める。
開催時間は11時~16時。小雨決行。