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京丹後で「市民遺産」認定証交付式 歴史資料と地名を後世に語り継ぐ

(左から)宝泉寺住職の井上宗円さん、「京丹後市地名の会」代表の安田大輝さん

(左から)宝泉寺住職の井上宗円さん、「京丹後市地名の会」代表の安田大輝さん

 京丹後市市民遺産認定証交付式が6月29日、京丹後市大宮庁舎で行われた。

教育次長より認定証が交付された

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 「松江近体詩」は、久美浜町湊宮で廻船業者をしていた小西伯熙(こにしはっき)が出版した漢詩集。付録を含む4冊で構成され、伯熙が当時一流の文人、学者らと交流があったことを示すもの。「久美浜町の歴史を語る上で大変貴重な資料」として認定を受けた。

 推薦者で宝泉寺(久美浜町)住職の井上宗円さんは「4冊そろったものは国立国会図書館と小西家、そして宝泉寺にしかない。市民遺産に認定されることで貴重なものを後世に残すことができる」と話す。

 付録に掲載されている「日間浦十二景(ひまうらじゅうにけい)」は、同寺に解説付きの看板が設置され、保存と活用が図られている。

 「大宮町の小字」は「京丹後市地名の会」が推薦した。小字とは、町や村より小さな単位で、集落、山や谷、農地の区画などでまとまった伝統的な地名のこと。「大宮町には古い時代の歴史を今に伝える小字が数多くあり、地域の歴史を教えてくれるものとして総合的な価値を見出せる」として認定を受けた。

 同会代表の安田大輝さんは、同制度が創設された当初から認定に向け申請しており、「最初の申請から認定まで2年以上かかった」という。安田さんは「地名は身近にありふれているので、それがどのような意味を持つのか、いつ地名ができたのかなど、普通に生活するだけでは知ろうとしない。ただ、小字を調べていくとその土地には昔何があったのか、誰が住んでいたのかなどが分かることがある。自分は大宮町出身で普段は東京に住んでいるが、小字を後世に残すことで、自分たちがどのような土地で生まれ育ったのかを知ることができ、自分自身や地域を見つめ直す指標になるのでは」と期待を込める。

 同会は「京丹後市大宮町小字マップ」をウェブ上で公開している。

 京丹後市市民遺産の認定申請は年間を通して、事務局で受け付けている。

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