農園直売所4店が旬のフルーツを使ったスイーツやスムージーを販売するイベント「京丹後フルーツトレイル」が7月6日、始まった。
同イベントは、2018年(平成30年)に始まり今年で7年目。市内の網野町浜詰から久美浜町甲山へ向かう道沿いには、果樹園が約20カ所あるが、購買客の高齢化や固定化、B級品の活用など複数の課題があった。解決するために官民協働で企画したのが同イベントの始まりだという。
今年は、京丹後市久美浜町にある農園直売所4店が参加する。4店は、「いえき農園」「Mikke 白岩栄一農園」「くみはま SANKAIKAN」「うみのみえる丘白岩恒美農園」。販売するスイーツやスムージーには、農園ごとに旬のフルーツを使う。使うフルーツは、夏季が、モモやメロン、スイカ。9月以降はブドウやナシなどを使うという。
同イベントを主催する「久美浜フルーツトレイルグループ」代表の森下裕之さんは、和歌山県出身で、大学院で農業を研究し、2014(平成26)年、久美浜町に移住した。現在は丹後地域の農家40軒と契約を結び、都市部などへの販路開拓や仲卸業を行っている。
「スーパーにはあまり並ばないここでしか味わえないフルーツを味わってもらえたら」と森下さん。「いえき農園」園主の妻で家城知美さんは「観光のついでに気軽に立ち寄ってもらい、久美浜のフルーツがおいしいことを知ってもらいたい」と話す。
10月末ごろまで。秋のフルーツ収穫が終了する時期に合わせる。