「五箇の朝市」が4月28日、京丹後のウッディいさなご(京丹後峰山町)で開催された。主催は五箇地域(五箇・鱒留・ニ箇・久次)の地域活動を担う任意団体「五箇プロジェクト」。
当日は同プロジェクトのメンバーを中心に五箇地域で活動する人が出店。旬の野菜や「ぼたもち」、郷土料理の「ばらずし」、「朝採れイチゴ」、「岳そば」など、さまざまな商品を販売。コーヒーを扱う「山香社」(久美浜町)も特別に出店した。同プロジェクト代表の尾崎敏さんは「出店者は過去最高。おかげで参加者数も過去一番だった。回を重ねるごとに盛り上がっている。大変だが人が集まってくれてうれしい」と話す。
開始時間の8時30分前には15人ほどが「ぼたもち」と「ばらずし」の店前に並んだ。並んでいる人からは「ばらずしが人気。いつもすぐなくなる」「ぼたもちがおいしい。家族の分も買って帰る」などの声が聞かれた。「ぼたもち」「ばらずし」「イチゴ」「岳そば」と「山香社」のコーヒーは売り切れた。
同プロジェクトのメンバーは「取り組みが浸透してきた。参加者も知り合いだけではなく、いろいろな所から来るようになった。みんなで何かをするのは楽しい」と話す。
開催は今回で8回目。同団体は2018(平成30年)年に設立。当時、地域おこし協力隊の関奈央弥さんの呼びかけで団体が立ち上がり、意見を出し合う中で実施することになったという。以前はサイクリング、「五箇地域の未来を明るく語る会」などを行ってきた。尾崎さんは「五箇はいいところ。朝市に来て魅力を知ってもらい、最終的には住む人が増えたら」と期待を込める。
朝市は年2回開催。次回は秋ごろを予定。