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京丹後・15世帯の山村で「タンゴサウナ祭」 にぎわい創出目指す

右から、主催する「蒸-五箇サウナ-」の足立樹律さん、大石雄太さん、「ぬかとゆげ」の倉駿太さん、「蒸-五箇サウナ-」の足立眸さん

右から、主催する「蒸-五箇サウナ-」の足立樹律さん、大石雄太さん、「ぬかとゆげ」の倉駿太さん、「蒸-五箇サウナ-」の足立眸さん

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 サウナイベント「タンゴサウナ祭2024」が10月19日・20日、キャンプ場「天女の里」(京丹後市峰山町鱒留)とアウトドアサウナ施設「蒸-五箇サウナ-」(峰山町)で開催される。主催は同施設とサウナ施設「ぬかとゆげ」(峰山町)。

昨年の様子(写真提供=蒸-五箇サウナ-)

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 同イベントは今年で2回目。開催のきっかけについて、主催する同施設支配人の足立樹律さんは「『蒸-五箇サウナ-』のある大路は羽衣天女伝説が伝わった場所で、昔は旧七夕に大きな祭りがあり、村中が人でにぎわっていたと聞いた。人口減少に伴い、今は15世帯ほどになり、祭りもなくなってしまったという。サウナをきっかけに、にぎわいを取り戻せたら」と話す。昨年は1日開催だったが、今年は2日開催とし、足立さんによると既に180人が予約しているという。

 同イベントには、焼き鳥店「あみけん」(峰山町)やジェラート店「ミルク工房そら」(久美浜町)など地元の飲食店17店が出店し、サウナに合わせた食事やデザートを提供する。DJ「OYAJI GOOD VIBRATIONS(オヤジグッドバイブレーションズ)」が音楽を流し、子ども向けには羽衣天女伝説を伝える紙芝居や会場全体を使った謎解き企画「SAUNAZO」を用意。ほかにも、丹後ちりめんの商品を製造・販売する「たてつなぎ」(大宮町)が「おにぎり巾着ワークショップ」を、段ボールアートクリエーターの千田雅彦さんが「ダンボール工作ワークショップ」を行う。「子どもなど、サウナに入らない人でもイベントを楽しめるように、さまざまなコンテンツを用意した」と足立さんは話す。

 テントサウナは全部で7基あり、うち4基では与謝野町のホップや丹後の森林の植物などを蒸留したロウリュ水を使い、サウナ内で丹後の特産品を紹介するという。

 イベントの特徴について、足立さんは「会場の『天女の里』と『蒸-五箇サウナ-』を行ったり来たりしてもらうことで、村の風景や日常を感じ、ゆったりと楽しんでもらえると思う。出店者は丹後の事業者で、サウナだけでなく、丹後の食と人の良さや自然を丸ごと感じてもらえたら」と意気込む。

 開催時間は11時~18時(テントサウナエリアは17時まで)。サウナチケット=5,500円、飲食エリア=入場無料。予約はウェブサイトで受け付ける。

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