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宮津のリゾートホテルが自家農園でイチゴ狩り 日帰り客もターゲットに

農園の様子

農園の様子

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 リゾートホテル「メルキュール京都宮津リゾート&スパ」(宮津市字田井)の敷地内にあるイチゴ狩り農園「ストロベリーパーク」が1月11日、今季の営業を始めた。

イチゴの品種は「章姫(あきひめ)」

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 同ホテルは2024年4月1日にリブランドしてグランドオープン。地域の伝統や魅力を表現することを重視した「ローカルインスパイアードホテル」をコンセプトに、宿泊代に食事・ドリンク・アクティビティーなどの料金も含む「オールインクルーシブ」の形態を取っている。宮津の食材を使ったビュッフェや丹後ちりめんのミサンガ作り体験も提供している。

 ホテルブランド「メルキュール」はフランスを拠点とするグループ「アコー」が展開。国内には伊勢志摩や琵琶湖などにもあり、20以上のホテルを経営している。

 同ホテルのこだわりについて、同ホテル運営部長の中川泰一さんは「オーバーツーリズムが起きている観光地からは離れ、地域ごとの魅力を感じてもらう『離れ旅』を提唱している。京都から一歩足を伸ばして、海の京都を楽しんでもらいたい」と話す。

 農園のある場所は、以前テニスコートとして営業していた場所で、宿泊客の滞在目的が変化したことから活用できずにいた。2017(平成29)年、地域の農業を取り入れ、魅力を発信できる場所として、宿泊客だけでなく地元の人も楽しめる場所として営業を始めた。

 同園では宮津市内のイチゴ農家からアドバイスを受け、「章姫(あきひめ)」という品種をホテルスタッフが栽培している。「大粒の柔らかい果肉で甘みが強く、酸味が少ないのが特徴」だという。中川さんは「害虫や気候によって、うまくいかないこともあり難しいが、おいしく食べてもらいたいという気持ちでスタッフが取り組んでいる」と話す。

 今後の展望について、中川さんは「ストロベリーパーク10周年に向けて、『章姫』以外の栽培にもチャレンジしてみたい」と意気込む。

 イチゴ狩りは45分制で、料金は、大人=2,100円、小学生=1,600円、幼児(3歳以上)=1,100円から。火曜・水曜定休。1月は土曜・日曜のみ営業。宿泊を伴わない日帰り客でも利用可能。5月12日まで。

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