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京丹後の食材を使ったマフィンでパーティー 鎌倉のマフィン専門店が協力

マフィンパーティーの様子

マフィンパーティーの様子

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 京丹後のレストラン「Tabel Table(タベル テーブル)」(京丹後市大宮町奥大野)で1月21日、「doyoubi のマフィンパーティー」が開催された。鎌倉でマフィン専門店「doyoubi」を営む、シェフ兼ライターの瀬谷薫子さんと丹後リビングラボが共同で主催した。

doyoubiの瀬谷薫子さん 地元の食材でマフィンを作った

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 瀬谷さんは、フリーランスのライターとして暮らしに関わる記事を執筆する傍ら、土曜日限定でマフィン店を営んでいる。1月18日から京丹後に滞在し、食に関わる事業者を取材。記事を執筆しながら、マフィンの材料を集めた。

 最初に、弥栄町の「てんとうむしばたけ」を訪れ、畑を見学。そこで採れたニンジンを試食した。広報担当者の清水沙穂里さんから、野菜づくりのこだわりや働きがいについて話を聞いた後、ニンジン、大根、長芋、カブなどを購入した。

 翌日、丹後の食材を使った缶詰を製造・販売する「tangobar」(峰山町)の関さんを取材。缶詰作りに至るまでの道のりや今後の展望について取材。久美浜で採れたカキの缶詰を試食し、「マフィン作りのアイデアを得た」という。

 ほかにも、大善(大宮町)のオリーブオイル「KANDAN」製造についての話を聞いたり、琴引の塩工場では実際に塩作りを体験したりした。

 マフィンパーティー当日は15人ほどが参加。「Tabel Table」のオーナーで料理研究家のハミルトン純子さんのハミルトンさんは、マフィンに合わせたスープとサラダを提供した。マフィンは6種類、約80個を提供。全て「てんとうむしばたけ」の野菜をベースとしたもので、ニンジンと「KANDAN」のオリーブオイル、長芋とカキ、サツマイモと塩など、異なる事業者の材料をかけ合わせた。

 参加者からは「マフィンの概念が変わった」「ぜいたくな総菜マフィン。お酒にも合いそう」「丹後の食材が思いもよらない形で提供されていて驚いた」などの声が聞かれた。

 瀬谷さんは「おいしく食べてもらえて良かった。取材もパーティーも楽しかった」と振り返る。「丹後は、食に関わる人たちが一生懸命続けている場所。決して楽しいだけじゃない農業や製造業にこだわりを持って、やり続けているのが魅力。また暖かい時期に丹後を訪問して、マフィンを作りたい」とも。

 ガイドを担当した丹後リビングラボの長瀬啓二さんは「マフィンも記事と同じ媒体のようだと感じた。地域の食材や魅力を『食べる』という切り口で発信してくれた」と話す。瀬谷さんが取材した記事は、丹後リビングラボのウェブサイトで3月中に公開予定。

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