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京丹後・久美浜にそば専門店 古民家改修、地元食材を中心に提供

店主の栗村一史さん(右)と友季子さん(左)

店主の栗村一史さん(右)と友季子さん(左)

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 そば専門店「手打ち蕎麦(そば) ハチドリとアルケミーそして、沙羅Sukha(スゥッカァ)」(京丹後市久美浜町)が3月31日、オープンした。

ざるそば、久美浜町尉ヶ畑の黒田さんのそばを使用

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 店主は、地域おこし協力隊の栗村一史さんと妻の友季子さん。3年前に名古屋市から移住し、「かぶと山キャンプ場」(京丹後市久美浜町)の運営などを行ってきた。名古屋ではそば店に勤め、将来は自分の店を持ちたいと思っていたという。「海が好きで近くに住みたいと思っていた。久美浜がすごく好きになり、ここで店をやりたいと思った」と栗村さん。

 メニューには、十割の冷たいそば・九割の温かいそばや、季節の食材を使った「アルケミー膳」も提供する。そばは久美浜町尉ヶ畑の黒田さんの無農薬そばと伊根筒川在来種のそばを使用。安山岩の石臼でそば粉をひき、全て手打ちで製造している。ドリンクはハーブやスパイスを使ったオリジナルティーや地元の酒蔵の日本酒、ペアリングしたナチュラルワインも提供。「なるべく体にいいものを取ってもらえるように、食材やドリンクを選んでいる」と栗村さんは話す。

 店名には2人の思いを込める。ハチドリは、南米アンデス地方に伝わる昔話「ハチドリのひとしずく」に由来し、アルケミーは「アルケミスト」という小説、沙羅は「沙羅双樹」から取ったという。「Sukha(スゥッカァ)」はサンスクリット語で「苦しみのない」という意味だという。「日々、さまざまな地球上の課題にもきちんと向き合っていきたいと思っている。それを忘れないような名前にした」と栗村さんは話す。

 友季子さんは以前、アーユルヴェーダを提供する東京の店でセラピストとして働いていた。「今後はアーユルヴェーダサロンもオープンする予定。将来的にはゲストハウスも併設し、丹後のことを知ることができる観光案内所のような役割も担えたら」と意気込む。

 営業時間は11時30分~15時。火曜・水曜定休、不定休あり。営業日はインスタグラムで確認できる。

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