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京丹後・久美浜で「佐濃移住ツアー」 移住希望者と地域をつなぐきっかけに

主催する佐濃自治会の森本賢一郎さん(左)と地域おこし協力隊の羽尻晶さん(右)

主催する佐濃自治会の森本賢一郎さん(左)と地域おこし協力隊の羽尻晶さん(右)

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 京丹後市久美浜町の佐濃自治会が6月29日、「佐濃移住ツアー」を開催する。左濃は17の集落から成り、人口は約1500人。

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 当日は10時に「久美浜機業センター」(久美浜町野中)に集合。午前中は地区内の空き家を3軒ほど訪問し、大家から家と暮らしの話を聞く。昼食は4月にオープンしたそば店「手打ち蕎麦(そば)ハチドリとアルケミーそして、沙羅sukha」で取り、午後は久美浜湾が一望できる「かぶと山」(久美浜町)に登山する。

 同ツアーは昨年より開催し、今回で5回目。地区の魅力を伝え、移住のきっかけにすることを目指している。5月は田植え、秋には稲刈りなど、季節によって内容を変えて行う。前回は7組ほどが参加した。

 主催する「佐濃自治会」の森本賢一郎さんは同地区出身。大阪で働き、Uターンした。「地元には戻らないと決めていたが、大人になって感じ方が変わった。幼少期、川遊びをして魚を取ったり、海に自転車で行ったりするなど、思い出がたくさんある。自由な雰囲気があり、つながりを大切にする地域。ここでの暮らしが自分に合っている」と森本さん。子どもの頃の体験が地域の愛着につながると考え、活動しているという。

 地域おこし協力隊の羽尻晶さんは兵庫県但東町出身。神戸で栄養士として働き、カナダにワーキングホリデーに行くなどした後、地元の近くに帰ろうと思い、移住を決意したという。羽尻さんは「ここは景色がいい。田んぼがあり、山があり、のどかな雰囲気。人も優しく、おしゃべり好きが多い。つながりがあるため、安心して暮らせる」と話す。「観光ではなく、地域の人と関われるのはあまりない機会。『ちょっと遊びに行こうかな』と、フラッと来てほしい」と羽尻さんは呼びかける。

 参加費は、大人=1,000円、子ども=500円。昼食代は実費。定員は6人で先着順。申し込みはウェブサイトで受け付ける。

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