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京丹後で「サウナ村の一箱古本市」 初の試み、出店者募る

企画した「蒸-五箇サウナ-」の足立眸さん(写真提供:カメラマン櫻井大祐)

企画した「蒸-五箇サウナ-」の足立眸さん(写真提供:カメラマン櫻井大祐)

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 京丹後のアウトドアサウナ施設「蒸-五箇サウナ-」(京丹後市峰山町鱒留)が6月22日、古本市「サウナ村の一箱古本市」を開催する。

会場の「蒸-五箇サウナ-」(写真提供=蒸-五箇サウナ-)

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築 100年以上の古民家をサウナに改装した同施設。山間地域に位置し、周辺集落には15世帯ほどが生活する。2022年10月にオープンし、市外からも多くの人が訪れるという。

 支配人の足立キリさんは「銭湯のないところによりどころとなる公衆浴場を作りたい。小さい頃から通っていた銭湯では、地域のいろいろな人が来てコミュニケーションを取っていた。そんな銭湯のような場所にできたら」と話す。通常は貸し切り営業だが、月曜の16時30分~20時は誰でも入れるパブリックサウナとして営業している。市内在住の人は500円で入浴でき、毎回20人ほどが来るという。

 施設の庭や母屋で「一箱古本市」を開く同イベント。一箱古本市とは、出店者が段ボール箱1つ程度の本を持ち寄り、箱を店と見立てて古本を販売する市。入場無料で、サウナに入らなくても参加できる。コーヒやクッキー、菓子の販売も予定している。

 企画した足立眸さんは「大切にしていた本を、次の誰かにつなげてほしい。少しでもピンときたら、出店してほしい。自分も家にたくさんの本が眠っている。どの本にも思い出がある。読まなくなって捨てるのではなく、必要な人に届けば」と呼びかける。「蒸のある場所は自然に囲まれ、居るだけでリラックスできる。本を読む場所にピッタリ」とも。当日は、自由に読める本や漫画も置く。

 「本がある空間は落ち着く。本をきっかけに考えが広がるし、人と話すきっかけにもなる。人と話しても話さなくても、サウナに入っても、入らなくてもいい。それぞれに合った過ごし方をしてもらえたら」と呼びかける。

 開催時間は13時30分~17時(サウナは18時まで営業)。古本市は入場無料、予約不要。出店料は500円。申し込みはインスタグラムで受け付ける。パブリックサウナは1人3,700円。予約はウェブサイトで受け付ける。

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