京丹後のNPO法人「京丹後コミュニティー放送(通称=FMたんご)」(京丹後市峰山町丹波)が6月1日、15年周年を迎えた。
6月3日、15周年記念特番を7時から21時まで14時間にわたり放送。「ありがとう15周年」を合言葉に、さまざまな番組を企画。市長との対談や落語、東京の経済コメンテーターと地元パーソナリティーのコラボトーク、フォークデュオの生ライブなどを放送した。
同局は、2009(平成21)年6月に開局。2004(平成16)年の台風23号の被害を受け、防災情報を放送するコミュニティー放送が必要だと考えた有志メンバーが設立した。以降、「防災」を軸に運営し、防災・警報情報、地域のイベント情報などを放送してきた。
コミュニティー放送の強みを生かし、市民をパーソナリティーとして採用。それぞれの興味をベースに、市民参加型の番組を制作している。4月1日には、「京丹後市アマチュア無線災害ボランティア」と協定を結び、防災対策を強化した。
局長代理の阿辻凛太郎さんは舞鶴で音楽活動をした後、昨年、京丹後市に移住。もともとラジオが好きだったことから同局に入り、パーソナリティーやディレクターを務めてきた。「ラジオは自分が日常で感じたこと、楽しかったことを伝えられるもの。遊びも仕事に変えられるところが面白い。FMたんごは、市民の皆さんと一緒に作っている。特番では感謝を伝えたかった」と阿辻さん。
同日の様子は、京丹後のケーブルテレビ「ACTV京丹後局」でも放送予定。FMたんごは毎日7時~21時に放送。FM79.4 MHzとストリーミング配信サービス「ListenRadio(リスラジ)」で配信している。