日本酒の一斉蔵開きイベント「丹後天酒まつり」が5月25日・26日、京都府北部の中丹・丹後地域の酒蔵で開催された。
25日は、木下酒造(京丹後市久美浜町)、竹野酒造(弥栄町)、与謝娘酒造(与謝野町)、ハクレイ酒造(宮津市)、26日は、熊野酒造(久美浜町)、白杉酒造(大宮町)、谷口酒造(与謝野町)、池田酒造(舞鶴市)の8蔵が会場になった。
同イベントは今年で8回目。それぞれの蔵元が企画した酒蔵見学や飲み比べ、地元の食材とのペアリング、アーティストによる演奏、クイズ、一合升の焼き印体験などが行われた。普段は客前に出ることが少ない杜氏(とうじ)が酒蔵紹介をしたり、トークショーを行ったりする蔵もあった。
大阪、京都、神戸からツアーバスも運行され、大勢が訪れた。参加者からは「名古屋から毎年みんなで参加している。日本酒好きには最高のイベント。全酒蔵を回る予定」「普段は蔵見学できない酒蔵もある。貴重な機会で楽しみにしていた」「食事とのペアリングが楽しい。丹後ものも味わえて良かった」などの声が聞かれた。
「熊野酒造」杜氏の柿本達郎さんは「たくさんの日本酒好きが来てくれて、まだまだ頑張ろうと思えた。楽しんでもらえてうれしい」と話す。