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京丹後の牧場で「そらミルク祭り」 20周年の節目、地元に感謝伝える

企画した「ミルク工房そら」の平林学さん(右)、「tangobar」の関奈央弥さん(左)

企画した「ミルク工房そら」の平林学さん(右)、「tangobar」の関奈央弥さん(左)

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 京丹後の「丹後ジャージー牧場 ミルク工房そら」(京丹後市久美浜町神崎)が5月12日、「そらミルク祭り」を5年ぶりに開催した。

「丹後ジャージー牧場 ミルク工房そら」の外観

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 当日は「久美浜百珍の会」(久美浜町)や「SORA農園」(弥栄町)など、同牧場と関わりのある15店ほどが出店。午前・午後に1回ずつ、同牧場の「ジャージー牛乳」を振る舞った。バター作りや木べら作り、「漁師さんとカキを食べよう」など、さまざまなワークショップも実施。アイスクリームショップでは通常470円のソフトクリームを300円で販売。牧場には大勢が訪れた。

 イベントの企画ディレクションを務めた「tangobar」(峰山町)の関奈央弥さんは「子どもたちにも楽しんでもらえるよう、ワークショップや『ピアノとお話の会』『紙芝居読み聞かせ』などを盛り込んだ。家族連れが行きやすいイベントにしたかった」と振り返る。

 参加者からは「絵本、歌、ダンスなどは子どもが喜ぶ。なかなかないのでうれしい」「小学生のときから『アイスを食べたい』と思ったらそらに来ていた。今では自分の子どもも食べている」「いろいろな企業がいて面白かった」などの声が聞かれた。

 同牧場は1949(昭和24)年に創業。2000(平成12)年に「牛乳のおいしさを伝えたい」との思いで法人化し、2004年にショップ・レストラン「ミルク工房そら」をオープン。以後、チーズやアイスクリームの製造・販売、レストランの営業を手がけてきた。今年、同店が20周年の節目を迎えた。

 同社の平林学さんは「おかげさまで20年。感謝と決意を伝える場にしたかった。悪天候にもかかわらず、地域の人たちに来てもらってうれしかった。これからは、オープン当時からのコンセプトである『牛乳のおいしさを伝える』をさらにブラッシュアップして、『MILK THE SORA』『MILK THE TANGO』を合言葉に、丹後の食文化に貢献していきたい」と意気込む。

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