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宮津で「アースデイ丹後」800人来場、自然探索のワークショップも

入り口に置かれた「アースデイ丹後」の看板

入り口に置かれた「アースデイ丹後」の看板

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 環境をテーマにしたイベント「アースデイ丹後」が6月22日、「丹後海と星の見える丘公園(通称=うみほし公園)」(宮津市里波見)で開催された。

ウクレレのミニライブも行われた

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 アースデイは1970年4月22日にアメリカで始まった環境問題への意識を高めるイベント。毎年4月22日を「地球の日」とし、世界各地で地球環境を守るためのイベントや啓発活動が行われている。アースデイ丹後は2015(平成27)年に同園で始まり、今年で9回目。今年は初めて「きょうと生物多様性センター」(京都市左京区)主催の「きょうと★いきものフェス!」と同時開催した。

 今年のテーマは「Digging up(ディギング・アップ)」。同園を運営する地球デザインスクール(宮津市)理事長の市瀬拓哉さんは、テーマについて、「ディギング・アップは掘り起こすという意味。丹後には豊かな自然があるが、知らないことや気が付かないこともあると思う。イベントが身近な自然を掘り起こすきっかけになれば」と話す。

 当日は「KYOTO TANGO お米のベビーカステラ」(宮津市)、みそ店「世屋蔵(せやくら)」(宮津市)、ジビエを扱う「寒山捨得」(舞鶴市)などの飲食店が出店したほか、木工体験や生き物探し、世屋川流域を探索するなどのワークショップが行われた。

 約800人が来場し、岡山県や滋賀県など県外からの参加者の姿もあった。参加者からは、「生き物が好きな人にはたまらないイベント。とても楽しい」「敷地内のこどもの森を2時間くらい探索した。ハッチョウトンボが見つけられてうれしい」などの声が聞かれた。

 市瀬さんは「10年やって、だんだんとアースデイが浸透してきて、いろいろな人に来てもらえるようになった。丹後の自然は森と海が近く、両方の体験が楽しめる面白い場所だということを、これからも伝えていきたい」と意気込む。

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