
京丹後市丹後町間人の田んぼで6月5日、京丹後市立丹後小学校(京丹後市丹後町間人)5年生児童に向けた田植えの授業が行われた。協力したのは地元の米農家である野木源(丹後町)。
授業は総合的な学習の一環で、午前中に教室で野木源の社長である野木久聖さんが講義を行い、午後から田んぼに移動して実際に田植えを体験する流れで行った。児童23人と、その保護者も参加。田んぼではまず、児童が2~3メートルほどの幅を手植え。その後、歩行型の田植え機を野木さんが動かす様子を見学したり、乗車型の田植え機に児童たちが乗ったりするなどして授業が進められた。
参加した児童たちからは、「難しいところもあったが、泥が飛び散ったのも楽しくて良かった」「植えるのが難しくて倒れた苗もあったが、集中してやれた。もう一度やりたい」「初めて田植えをしたが、泥が気持ち良かった。みんなで上手に植えられたと思う」などの声が聞かれた。
野木さんは「今回の授業を、イベントではなく、学びのあるものにしたかった。体験を通して自分の中から生まれた問いを大切にしてほしいという思いで授業を行った」と振り返る。
秋には稲刈りの授業も予定。収穫した米をフライパンで炊くなど、防災の視点からも授業を行うという。