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京丹後のスペインバル「ゴジアミ」がディナー営業再開 パエリアに注力

店主の大野剛治さん

店主の大野剛治さん

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 京丹後のスペインバル「GOZIAMI(ゴジアミ)」(京丹後市大宮町周枳)が2月7日、ディナー営業を再開した。ディナーの継続的な営業再開は約2年ぶり。

洞窟をイメージした店内。テーブル席に加え、個室の座敷もある。

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 店主は、京都市内のフランス料理店と焼き鳥店に勤めた経験を持つ大野剛治さん。2009(平成21)年にはフランス料理と焼き鳥を提供する店「あみ★けん」(峰山町)を開き、2014(平成26)に2店舗目となるゴジアミの営業を始めた。

 大野さんは兵庫県尼崎市出身で、「あみ★けん」の店名は妻の地元である京丹後市「網」野町で「健」康的な食事を提供したい、という思いに由来する。ゴジアミの店名は、以前、同じ物件で30年以上営業していた飲食店「丹後路(タンゴジ)」と「あみ★けん」から名付けた。

 大野さんが京都市内で暮らしていたときに行きつけだったスペインバルに影響を受けているという同店。バルはスペインを含む南ヨーロッパでよく見られる、主に軽食やアルコール類を提供する飲食店のこと。大野さんは客として通う中で店主に質問し、スペイン料理の知識を得たという。京丹後市に移住した時からスペインバルを開きたいという思いがあり、その店への憧れから同店の内装も洞窟をイメージしている。

 開店当初はディナー営業のみで、その後にランチ営業を始めたが、2023年3月、「あみ★けん」の当時店長が独立したのに伴い一時閉店していた。昨年5月にランチ営業を再開し、今月、ディナー営業再開にこぎ着けた。

 ランチメニューは洋食メインの定食を、ディナーではスペイン料理を、それぞれ提供する。大野さんは「ランチはメインの料理にご飯、サラダ、みそ汁という、シンプルながら安心できる料理を提供している。夜は、スペイン料理とお酒を味わえるバル形式を楽しんでもらいたい」と話す。

 同店では、オープン当初から一口サイズの軽食「ピンチョス」が人気メニューだというが、今回の営業再開に当たっては「パエリア」に力を入れた。大野さんは「だしの具合や米の炊き方など、試行錯誤しながら作っている。営業再開に向け最初に作った料理がパエリア。スペインといえば、というメニューなのでぜひ食べてもらえれば」と意気込む。

 今後について、大野さんは「オープン当初のメニュー数を提供できるようにしたい。以前来ていたお客さまにもう一度来てもらいたい」と話す。現在、ディナー営業は週1回のみだが、スタッフを増やして週末から営業日を増やしていく予定だという。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時30分~22時(以上、ラストオーダー)。ランチは火曜・土曜定休。ディナーは金曜のみ営業。

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