桜の葉の収穫から加工、和菓子作りまでを一連で体験できるイベント「与謝野の食べる桜 桜葉収穫体験」が5月23日から、桜農場(与謝野町字下山田)で開催される。主催は、地元の商店街店主らから成る「京都よさの百商一気(ひゃくしょういっき)」(同町)。
桜葉の収穫の様子。一枚ずつ丁寧に手摘みで行う(提供=京都よさの百商一気)
同プロジェクトは2017(平成29)年に始まった町内の桜(オカメザクラ)のオーナー制度。350本のオカメザクラを京都丹後鉄道の与謝野駅周辺に植樹したことをきっかけに、2021年2月、観賞用だけでなく「食べる桜」を通じた地域活性化と管理体制の強化を目指し、同社を設立した。現在、商店主らが中心となり、食用桜「大島桜」を栽培。風通しを良くするために木の間隔を約1メートル空けるなど工夫して病害虫を防ぎ、地域の特産品として定着させてきた。
イベントは、「食べる桜」の魅力をより広く伝えようと企画され、今回で3回目を迎える。
当日は、参加者が駅から送迎バスで桜農場へ向かい、一枚ずつ手摘みで葉を収穫する。その後、「桜パウダー」を練り込んだ「桜うどん」を味わい、加工場での洗浄や結束作業、さらには地元の和菓子店「大槻菓舗」(同町)店主の大槻喜宏さんによる食育講話と桜餅作りを通じて「食の循環」を学ぶ。
代表の小長谷健さんは「収穫から味付け、お菓子作りまでの一連の流れを体験できるのは全国的にも珍しい。自分たちで摘んだ葉がどのようにお菓子になるのかを知ることで、充実した時間を感じてもらいたい。加工の際には食塩や梅酢のみで漬け込んでおり、子どもたちにも安心して食べてもらえるものを目指して作っている」と話す。
開催日は5月23日・30日、6月7日・14日・21日の計5回。集合場所は京都丹後鉄道の天橋立駅(9時30分)または与謝野駅(9時45分)。参加費は3,500円(小中学生は2,000円、昼食・土産付き)。定員は各日10人。申し込みは与謝野町観光協会のホームページで受け付ける。