
クラフトビールの製造・販売を手がける与謝野町のまちづくり会社「ローカルフラッグ」(与謝野町下山田)が8月19日、京都ブランド推進連絡協議会主催のビジネスコンテスト「KYOTO Next Award 2025」で最優秀賞に選ばれた。
ローカルフラッグが手がける「ASOBI BEER」(提供=ローカルフラッグ)
京都府・京都市・京都商工会議所が連携して、京都の未来を担う取り組みを発掘・表彰・支援する同アワード。同社は2019年、与謝野町出身で当時大学生だった濱田祐太さんが立ち上げた。「すべての人へ、あそびを。」というメッセージを掲げ、与謝野で栽培するホップを生かしたクラフトビール事業「ASOBI BEER」、醸造所兼レストラン「BREWERY & PUBLIC HOUSE TANGOYA」(同町)の運営のほか、地域住民とともに与謝野町100周年を記念したイベント「ヨサノガーデンフェス」の開催などに取り組んできた。
京都市内で9月8日に表彰式が行われた。民間主導で地域活性化に取り組み、地域のにぎわいを生み出し、雇用創出にも成功している点が同アワードで評価された。
濱田さんは「『すべての人へ、あそびを。』というメッセージに込めた『遊び心』や『楽しさ』を、これからもっと多くの人へ届け、与謝野町と丹後が、住む人にとっても、訪れる人にとっても、もっと面白いまちになるよう取り組んでいく」と意気込みを見せる。