
展覧会「第3回 T-shirts展 a piece of life」が現在、「SPACE ODE(スペース・オーデ)」(京丹後市峰山町荒山)で開催されている。主催は地元のデザイン会社「オーデザインチャンネルズ」(峰山町)。
同展は2019年に第1回、2024年に第2回を開催し、今回で3回目。丹後地域にゆかりのある作家12人とユニット2組が制作したTシャツを展示している。企画担当の川口優子さんは「毎回、Tシャツが着たくなる時期に開催している」と話す。
Tシャツという題材について、川口さんは「洋服はアイデンティティーを表現しやすく、その中でもTシャツはアートをやっていない人でも自己表現がしやすい身近なツール」と話す。
今回の展示には、移動式カフェの店主や豆腐店店主、地元アーティストなど、さまざまな肩書を持つ作家が参加した。川口さんは「自分らしく人生を楽しんでいると感じた人に声をかけた。作家自身が作る過程を楽しみ、主体的に取り組んでくれてうれしかった。画材や素材、表現方法に制限は設けていない。タイトルにも『a piece of life』とある通り、Tシャツを通してその人の『人生のひとコマ』を想像して楽しんでもらえれば」と話す。
丹後地域のアートマネジャーで企画に協力した甲斐少夜子さんは「丹後地域のいろいろなジャンルの人を思い浮かべて声をかけた。地域で活躍する人のライフスタイルや、その人らしさを見られるのがTシャツ展の醍醐味(だいごみ)」と話す。
開催時間は10時~18時。観覧無料。一部作品は販売も行う。6月6日まで。