
土産物店「ウミャー堂 天橋立店」(宮津市中野)が3月29日にオープンする。本店は「ウミャー堂 伊根店」(伊根町)。
以前は別の土産物店が入っていた物件を事業継承する形でオープンする同店。経営する「ぼんぼん」(伊根町日出)の澤田秀太社長は当時、これ以上事業を増やすつもりはなかったが、物件の売り主で、土産物店の店主でもあった人物と直接会って話した際、その人柄に引かれて同店オープンを決めたという。
店長の吉田夏子さんは大阪府出身。吉田さんは「伊根町出身の代表たちの地元愛がすごい。情熱を持って丹後地域を元気にしたいという思いに引かれ、私も一緒にやりたいと思った。営業を終了して明かりを消してしまう店を減らしたいという思いもある。ここでしか買えないものを売れたら」と意気込む。
看板商品の「伊根まかろん」は、同店と菓子店「む津美製菓」(京都市)、酒蔵「向井酒造」(伊根町)の3社が共同開発した。む津美製菓は宮津産のレモンを使った「天橋立まかろん」も製造しており、「伊根まかろん」と同様、同店で取り扱う。
そのほか、与謝野町でのみ生産・販売されている「京の豆っこ米」を使ったポン菓子や、オリジナルデザインのTシャツ、古い着物なども販売。地元の日本酒も取り扱い、試飲も行う。
営業時間は10時~16時。木曜定休。