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京丹後市が「労働者協同組合」セミナー 地域課題に取り組む組合増加目指す

セミナーを担当する京丹後市地域コミュニティ推進課の石川晃浩さん(写真提供=京丹後市)

セミナーを担当する京丹後市地域コミュニティ推進課の石川晃浩さん(写真提供=京丹後市)

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 地域課題を解決する仕事に取り組む人を増やすことを目的にした「地域仕事づくり協同労働セミナー」が10月24日から、峰山総合福祉センター(京丹後市峰山町杉谷)で開催される。主催は京丹後市地域コミュニティ推進課。

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 全5回のセミナーを通して、「協同労働」についての理解を促していく。協同労働とは、働く人が自ら出資し、経営しながら事業に従事することを指し、全員が対等な立場で事業を運営するのが特徴の働き方。2022年に「労働者協同組合法」が施行され、地域課題の解決を目指す新しい法人の形として「労働者協同組合」が広がってきた。

 京丹後市では制度の活用を促進するため、2021年から研修会や講座を開催。2023年には「労働者協同組合」の運営を支援する補助制度も設けている。2023年11月、初の労働者協同組合「TANGO CREW’S(タンゴクルーズ)」(丹後町)が創業し、空き家の利活用や観光など幅広く取り組んでいる。

 セミナーのテーマは、10月24日=「事例紹介」、31日=「地域課題やニーズを考えるワークショップ」、11月14日=「課題解決の方法を考える」、同28日=「協同労働を立ち上げた先輩に学ぶ」、最終回の12月12日=「組織の設立をシミュレーション」。ビジネスモデルを考え、事業計画を立て、実際に設立をする際の事務手続きまでを学ぶ。

 セミナーを担当する石川晃浩さんは「まだまだ制度のことを知っている人が少ない。地域課題に取り組む人に、制度について知ってもらい、活用してもらえるようになれば」と話す。「任意の団体で草刈りやフリースクール、見守りなど、地域の課題に取り組んでいる団体は多い。そうした人たちが労働者協同組合の仕組みを使えば、もっと活動しやすくなる。『地域の役に立つ仕事をしたい』『対等な立場で組織作りをしたい』と考えている人に参加してほしい」とも。

 応募締め切りは10月18日。申し込みは市のウェブサイトで受け付ける。

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