京丹後のアウトドアサウナ施設「蒸-五箇サウナ-」(京丹後市峰山町鱒留)が2月17日・18日、「サウナとぶりしゃぶ」イベントを開催した。
両日、舞鶴市内で水産加工・販売を行う「ENDEAVOR」がメニュ-を開発。その場でさばいた新鮮なブリを使い、ブリしゃぶ、すし、ユッケ丼など、「サ飯」メニュ-を提供した。サ飯とは、サウナに入った後に食べるごはんのこと。大量の汗をかいた後は、味覚が敏感になり、よりおいしく感じられるという。
「蒸-五箇サウナ-」は定期的に地域事業者とコラボしたイベントを開催している。「ENDEAVOR」代表の松田慎平さんと以前より親交があり、同イベントを企画した。松田さんは、舞鶴市で獲れた魚を取り扱い、ソフト干物を生産・販売している。
イベントには、京都市内や大阪から20~30代の24人が参加。参加者からは「ブリしゃぶを初めて食べた。とてもおいしい」「目の前でさばいた魚をすぐ食べられるのは、新鮮でうれしい。よりごはんがおいしく感じる」「いつもサウナ後の食事が楽しみ。こうしたイベントがあるのはいい」などの声が聞かれた。
イベント終了後、松田さんは「普段はEC中心のため、お客さまの顔が見えない。イベントを通して、おいしいと言ってくれる姿を直接見られて良かった。水産業はまだまだいける。魚はおいしいと伝えていきたい」と話す。「蒸-五箇サウナ-」オーナーの足立キリさんは「サウナを通じて、地域の事業者に出会ってもらう機会になった。これからもいろいろなイベントを仕掛けていきたい」と意気込みを見せる。