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与謝野の織物工場「MADO」でカフェイベント テキスタイルを身近に感じて

織物工場「MADO」をオープンした「PARANOMAD」代表の原田美帆さん

織物工場「MADO」をオープンした「PARANOMAD」代表の原田美帆さん

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 カフェイベント「トワイライトカフェ」が9月14日、与謝野の織物工場「MADO(マド)」(与謝野町加悦)で開催された。

地域の人が多く訪れた

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 MADOは2023年4月、与謝野町役場加悦庁舎の向かいにあった織物工場を改装し、テキスタイルブランド「PARANOMAD(パラノマド)」の自社工場として稼働を始めた。同ブランド代表の原田美帆さんが「織物を身近に感じてほしい」と普段から予約制で見学の受け入れや織物体験を行っている。

 原田さんは兵庫県出身。芸術系の大学を卒業後、インテリアコーディネーター、現代アートスタジオでの経験を積む中でテキスタイルに興味を持ち、2015(平成27)年、与謝野町に移住。自ら織技術を学び、クッションカバーやストールなどさまざまなアイテムを創作するテキスタイルブランド「PARANOMAD」を立ち上げた。現在はニューヨークでの販路拡大に向けて、渡米したり、報告会をしたりと精力的に活動している。

 同イベントは、「地元の人が工場に訪れるきっかけを作りたい」と原田さんが企画。飲食店は「tabel table(タベルテーブル)」(京丹後市大宮町)、「ハンズファーム」(弥栄町)、「野木源」(丹後町)、「エグcaf?」(与謝野町)の4店が出店し、コーヒーやベーグル、おにぎりなどの軽食を販売。ベンガル染めや藍染めなどの染色体験も行った。

 工場内には3つの織機が設置されており、当日は織機のすぐそばで飲食や体験が楽しめる空間に。参加者からは「こんなに近くで織機を見たことがない。貴重な体験」「工場オープンおめでとう」「近所にこんな場所があるとは知らなかった」などの声が聞かれた。

 「今後も季節ごとにイベントを開いて、織物を身近に感じられる機会を作っていきたい」と原田さんは意気込む。

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