
京丹後の「カフェミツバチ」(京丹後市峰山町菅)が9月30日で閉店する。18年の営業に幕を下ろす。
同店は2007(平成19)年、前身「ハニカムカフェ」として大宮町で開業。2017(平成29)年、店主・荻昭浩さんの実家隣にある現店舗へ移り、店名を「カフェミツバチ」に改めた。建物は2階建てで、1階にセレクト雑貨を置き、雑貨のみの購入にも対応。店づくりでは、予約制にせず、「フラッと立ち寄れる」空気感を大切にしてきた。
閉店の理由は、人手不足と原材料価格の高騰、体力面の負担が重なったため。荻さんは「18年間十分頑張ったので、もういいかな。地域貢献もできたと思う。次の世代に頑張ってもらいたい」と話す。
荻さんは「みんなに頼りにしてもらった部分もある。仕事をしたり、本を読んだり、一人で来ておしゃべりしたり…。ご飯を食べるだけじゃなく、それぞれに時間を過ごしてもらえたのがうれしかった。18年前、そんな場所が丹後にないと思って店を開いたので、思ったように使ってもらえて良かった」と振り返る。
今後は、雑貨の販売をネットショップへ移行する予定。店舗は貸し出しを検討しており、当面は休息を取りながら、子どもとの時間を大切にしながら次の歩みを模索するという。
営業時間は11時~17時。