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京丹後「こまねこまつり」が10回の節目 猫がテーマの15企画で活気創出

「こまねこ」をモチーフにした猫のお面

「こまねこ」をモチーフにした猫のお面

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 「こまねこまつり」が9月20日・21日、金刀比羅神社(京丹後市峰山町泉)を中心に峰山町の町なかで行われた。

会場の様子

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 当日は猫をモチーフとした手作り品を販売する「こんぴら手づくり市」、まち歩きイベント「猫愛強めガイドと巡るまち歩きツアー」、丹後地域のウィキペディアを編集するイベント「ウィキペディアにゃウン」、猫の置物365個を展示した「猫の目展」、地元高校茶道部のお茶会など、猫をテーマに13団体が15の企画を繰り広げ、1000人以上が来場した。

 同イベントは2016(平成28)年に始まり、今年で10回の節目を迎えた。同神社に鎮座する「狛猫(こまねこ)」が全国的にも珍しいことから、「狛猫」を中心としたまちおこしをしようと始まった。丹後では古くから絹織物が盛んで、蚕や生糸をネズミから守る「暮らしの守り手」として猫を敬い、織物の守護としても位置づけてきた。

 実行委員会の田中智子さんは「丹後ちりめん産業を通じて育んできた丹後の歴史、文化は独特なものがある。『こまねこまつり』は、そんな歴史文化を前面に出した地域発信、その中でまちぐるみで猫を大事にしてきた背景と共に、猫好きの聖地にしたいきたい」と話す。

 京都市内から参加した女性からは「猫のお面の絵付けに夢中になった。猫が好きで、いろいろなグッズを買えて楽しかった」という声が聞かれた。

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