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宮津・天橋立に2日限定のビーチサイドバー 北近畿の18店並ぶ

昨年の様子(提供=天橋立ビーチサイドBAR実行委員会)

昨年の様子(提供=天橋立ビーチサイドBAR実行委員会)

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 ビーチサイドバーイベント「BAR Les Pins(レ・パン)」が8月30日・31日、天橋立海水浴場ビーチ(宮津市文珠)で開催される。

昨年の様子(提供=天橋立ビーチサイドBAR実行委員会)

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 同イベントは2015(平成27)年に始まり、コロナ禍の中断を挟んで今年で8回目。開催のきっかけは、「日帰りで天橋立を見て帰るだけじゃなく、地域のいろいろな魅力を知ってもらえるように、宿泊型の観光地にしていこう」という動きの中で、運営メンバーの一人が「天橋立ビーチでお酒を飲んで楽しめるバーイベントをやりたい」とアイデアを持ち込み、実現に至った。実行委員長の幾世健史さんは「国定公園内でのイベント実施はハードルも高く、最初は断った。でも彼の熱意を聞いたら、発想が面白いと思い、やってみることにした。観光協会も前向きになってくれ、実行委員会を立ち上げ、衛生面などのハードな条件をクリアして実現することができた」と振り返る。

 当初は2店舗ほどで始まったが、年々客数も増え、出店者も増えていったという。毎年、実行委員が実際に足を運び、「ぜひここに」という飲食店に依頼している。実行委員の小池将之さんや田茂井義信さんは「北近畿で、こだわりがあり、イベントの思いを理解してくれて、一緒に楽しみたいと思ってもらえる店にお願いしている」と話す。

 毎回店を固定せず、新しい店も加えて来場者を飽きさせない工夫も続けている。今年は「uRashiMa」「Bar Belini」(以上、京丹後市)、「TANIGAKI」(兵庫県養父市)、「西入る」(宮津市)など出店経験のある15店に加え、「cafe dailyship」「Transfer」(以上、豊岡市)、「本格手打ちうどん すぎのや」(宮津市)の3店が新たに加わり計18店が出店。今年は、アーティスト・河原シンスケさんがチラシのイラストを担当し、Tシャツなどのオリジナルグッズも用意する。

 ごみステーションにも工夫を施す。学生ボランティアが常駐し、ポイ捨て防止や分別の徹底に取り組む。ごみ捨ての際には、来場者に「ありがとうございました」と声をかけ、「感謝が連鎖する」イベント作りを心がけているという。

 幾世さんは「『何もない』と言われがちな田舎だけでも、地域にいる人たちがちょっとずつやる気を出したら、面白いことが自分たちでも作れる。広告代理店やイベント会社を入れず、地域のプロたちが、それぞれのスキルを持ち寄っている。丹後には、こうやってやる気になれば掘り起こせるものがいっぱいあるはず。面白さを感じてもらいたい」と意気込む。

 開催時間は、30日=17時~22時、31日=16時~21時。荒天中止の場合はインスタグラムで知らせる。

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