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京丹後・間人に小売店「うまやど市場」 地元スーパーの閉店受け開店決意

店内の様子(提供=うまやど商会)

店内の様子(提供=うまやど商会)

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 食品・雑貨を扱う小売店「うまやど市場」(京丹後市丹後町間人)が8月2日にオープンした。

不定期で発行している「うまやど市場通信」。店頭で配布し、オープン準備の様子などを伝えている

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 丹後町で唯一のスーパー「にしがき間人店」が4月に閉店したことを受け、間人で宿泊施設「taiza house」「taiza play」「taiza child」(丹後町)を経営する「うまやど商会」が出店を計画。閉店したスーパー近くの物件を購入し、急ピッチで開店準備を進めてきた。

 開店の経緯について、社長の谷口良平さんは「年明けごろに(スーパーの)閉店を聞いて、2週間ほど悩んだ。宿泊業と小売業は別の業種で、経営のセオリーからすると、基本やってはいけないもの。でもスーパーのない町には人が来ない気がして、スーパーとまではいかなくても、それに近いものが必要だと思った。困っている人もいるし、楽しめそうだし、誰もやらないなら自分がやろうと決めた」と振り返る。

 同店では食品や生活雑貨のほか、間人の特産品やオリジナルグッズも取り扱い、地元客だけではなく観光客もターゲットにする。冷凍・冷蔵品、酒は準備ができ次第、順次店頭に並べる。店舗2階にはテーブルと椅子を置き、イートインスペースも設ける。谷口さんは「スーパーは人が集って、語り合う『憩いの場』としての役割がある。待ち合わせするわけでもなく、顔を合わせておしゃべりして、ゆっくり過ごしてもらえたら」と話す。

 営業時間は10時~17時。木曜定休。当面の間は不定休で、休業日はインスタグラムで知らせる。

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