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京丹後・竹野神社に雅楽の音色 奈良の雅楽グループが奉納

当日の様子(写真提供=奈良凛雅会)

当日の様子(写真提供=奈良凛雅会)

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 奈良県の雅楽グループ「奈良凛雅会」が7月30日、竹野神社(京丹後市丹後町宮)に雅楽を奉納した。

舞楽も奉納した(写真提供=奈良凛雅会)

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 当日は同神社の宮司が祈祷(きとう)した後、6人で雅楽と舞楽を奉納した。同グループ代表の澤野佳代さんは「竹野神社は境内と外で空気感が全く違い、ついついお礼をしたくなるような雰囲気。こんな場所で演奏ができてうれしい」と話す。

 同グループは今年5月に奈良で結成し、氷室神社(奈良市)を中心に、結婚式会場などさまざまな場所で演奏している。結成のきっかけについて、澤野さんは「雅楽演奏の際、若い人が優先されることが多く、45歳以上の女性の活躍の場が少ないと感じていた。せっかく練習したのだから、もっと演奏する場が欲しいと思った」と話す。

 雅楽は日本の伝統芸能で、主に皇室の儀式や神社で演奏されている。1200年以上の歴史を持ち、2023年9月には宮内庁と民間の雅楽団体が「雅楽協会」が設立し、官民が連携して雅楽の継承に取り組んでいる。「雅楽は音楽だけではなく、衣装や楽器も美しい。神社の拝殿に合わせて、どんな色の衣装を着るかなど、装飾を選ぶことも楽しい」という。

 同グループは神社の老朽化の課題に取り組むため、演奏時にチャリティーTシャツを販売し、売り上げの一部を寄付している。澤野さんは「日本の文化を100年先にも伝え、世界に日本の良さを知ってもうために、雅楽と神社を守っていきたい」と意気込む。

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