
「キャンドルナイト2025」が6月7日、夕日ヶ浦海岸(京丹後網野町木津)で開催された。主催は夕日ヶ浦観光協会。
夕日が沈んでいく風景と沈む際にできる夕日の道、さらに周りは星空をイメージしてキャンドルが置かれた
同イベントは、10年以上前に7月1日の海開きに合わせて地元の安全を祈願するために有志が企画したのが始まり。当日、砂浜には約2000個のキャンドルを置き、波打ち際を照らし、来場者を幻想的な光景で包み込んだ。キャンドルはカプセルトイに入れ、絵柄が浮かぶようにした。キャンドルで浮かび上がらせる文字や絵柄は、福知山公立大学の学生と同協会が協力して考案。当初は、キャンドルを入れる容器に半分に切ったペットボトルを使っていたが、イベントの規模が大きくなったことやキャンドルの数が増えたことで、砂がかかっても大丈夫なように容器をカプセルトイ用の空カプセルへ変更したという。
当日は、酒販店「松栄屋」(網野町)や「ほしのチャンジャ」(弥栄町)などの丹後地域の飲食店15店舗が出店。吹奏楽や和太鼓などのステージイベント、ビーチクリーンなども行い、イベントの最後には花火を打ち上げた。約5000人が来場した。
来場者からは「おいしい食べ物とお酒を飲みながらきれいな景色を見れて楽しめた」「砂浜のキャンドルがきれいで、フィナーレの花火を見ながらのんびりできた」などの声が聞かれた。
同協会の浅田高史会長は「京丹後市の端にあるこの小さな温泉街を、こうしたイベントを通じて少しでも多くの人に知ってもらい、美しい海岸線や夕日の景色が魅力のこの場所に、また足を運んでもらえるよう今後も続けていきたい」と話す。